こんにちは、宮中です。
最近、「階段の下りる時に膝が痛む」 「立ち上がる時が膝が痛む」といったことはありませんか?
実はあなたが気づいていない「足の歪み」が原因かもしれません。今回はそんなクライアント様の症例について共有していきたいと思います。
先日、当院に来院されたクライアント様で「時折、右膝に痛みが出る」とご相談でいらっしゃいました。まだ初期症状ではありましたが、当日は痛みはありませんでした。
では、そもそも膝への負担はどんな時が負担になるかご存じでしょうか。
人は「立っている時」と「歩いている時」どっちが膝に負担?
まず、私たちが日常的に「立っている」時間について考えてみましょう。
- その場にじっと立つ時間:約 60 〜 70 %
- 移動して歩く時間:約 30 〜 40 %
実は、圧倒的に「その場に立ち止まっている時間」の方が長いのです。
しかし、膝への負担は真逆です。
- 立ち止まっている時:体重の半分が静かにかかっているだけ。
- 歩いている時:体重の2.5倍〜3.5倍もの衝撃がかかる!さらに「ねじれ」の力も加わる。
つまり、歩行時のこの「衝撃 + ねじれ」が何千回も繰り返されることが、膝の軟骨やすり減りにつながる大きなダメージなのです。

足圧データが示す、右膝痛の「意外な真実」
今回ご紹介するクライアント様の足圧データを分析したところ、非常に興味深い結果が出ました。

① じっとしている時は問題無いけど、歩くと…?
立ち止まっている状態の両足の荷重状態は、「バランス良好」という結果でした。
しかし、実際に歩いてもらうと、そのスコアは一転して「左右の重心移動線・荷重差あり」という状態だったのです。
つまり、このクライアント様は「じっとしている時は良い姿勢であっても、歩き出した瞬間に足元と膝のバランスが崩れてしまうタイプ」であることが分かります。
② 無意識の「左足かばい(左荷重)」
歩行中の体重のかかり方は、「左足 64.4% : 右足 35.6%」と、圧倒的に左足に偏っていました。
右膝に不安があるため、無意識に右足で踏み込むのを避け、左足ばかりに体重を乗せて歩いてしまっているのです。
③ 右足の「かかとの崩れ」
では、体重をあまり乗せていない右足はどうなっているのでしょうか?
右足の重心軌道を確認すると、かかとの内側寄りに重心が通っているだけでなく、歩行周期を通じて「かかとの内側の崩れ」が顕著に見られました。
これは、Gaitviewによる評価でも偏平足の傾向として示されており、着地の衝撃をかかとの内側全体で潰れるように受け止めてしまっている状態です。
このため、右足のアーチが潰れやすくなり、そこから繋がる右膝にも余計な「ねじれ」が加わってしまっていたのです。
悪循環を断ち切るために!アシタスからのアドバイス
初期の膝痛では、このように「痛い方の足の着地の癖」と「逆の足への過剰な体重依存」がセットで起こることがよくあります。
この状態を放置すると、
- 右膝に違和感が出る
- 左足に体重を逃がす(左足ばかり使う)
- 右足の使い方がますます崩れ、着地で右膝がねじれる
- 左足も使いすぎて疲れ、全身のバランスが崩れる
という悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を断ち切るためには、
- 足元のねじれを抑える: インソールや靴選びで、かかとの傾きとアーチをサポート。
- 左右均等に整える: 整体でアライメントを整え、両足でスムーズに体重を乗せられるように。
- 弱化した筋肉のトレーニング: 弱った筋肉の筋再教育を図っていきます。
まとめ:膝の痛みの「本当の原因」は足裏データで見えてくる
膝の痛みがあるからといって、膝だけに電気を当てたり、湿布を貼るだけでは根本的な解決にはなりません。
当院では、静止立位だけでなく、歩行時の足の動き・圧力の偏りを数値化・視覚化することで、お一人おひとりの痛みの根本原因を突き止めます。
「たまに膝が痛むけど、まだ大丈夫かな?」と思っている初期段階こそ、足元からバランスを整える絶好のチャンスです。
気になる方は、お気軽にご相談ください。


