こんにちは!宮中です。ご無沙汰しております。今回は足トラブルの1つである「巻き爪」についてお伝えします。
「巻き爪の矯正に通っても、すぐ元に戻ってしまう…」
そんなお悩みはありませんか?
実は、巻き爪の根本原因は「キツい靴」や「爪の切り方」だけではありません。
今回は、一般には知られていない「巻き爪の本当のメカニズム」を簡単にお伝えします。

♦衝撃の事実!爪はもともと「巻く性質」がある
人間の爪は、放っておくと「自然と内側に丸まっていく性質」を持っています。
それなのに爪が平らでいられるのは、歩くときに地面から受ける上向きの力、専門用語で「床反力(ゆかはんりょく)」があるからです。
・爪が内側に巻こうとする力
・地面から上に向かって押し広げる力(床反力)
この2つの力がバランスを保っているからこそ、爪は平らな形を維持できます。

♦歩かない「寝たきりの高齢者」は爪が巻く
医療や介護の現場ではよく知られていますが、ベッドで過ごす時間が長い「寝たきり」の高齢者の方は、靴を履いていなくても爪が巻いてしまうことが多々あります。
原因は歩かないことで地面からの「床反力」がゼロになり、爪を広げる力がかからなくなったからです。
これは高齢者に限らず、現代の私たちも「指を使わないペタペタ歩き」をしていれば、同じ状態を自ら作ることになります。
♦指が使えない根本原因は「足のアーチ」の崩れ
では、なぜ指がうまく使えなくなるのでしょうか?
原因は、骨格の土台である「足の3つのアーチ」の崩れにあります。
加齢や体質、関節の柔らかさなどが原因でこのアーチが崩れると、歩くときに足の指へ正しく体重が乗らなくなってしまいます。

♦「片側だけ巻く爪」も足の傾きが原因
アーチが崩れると足首がぐにゃりと傾き、下からの力のバランスが左右でバラバラになります。
結果として、「体重がかかりにくい片側の爪だけが異常に巻き込む(片減りの巻き爪)」という現象が起きてしまうのです。
巻き爪を予防する3つの環境づくり
根本解決に必要なのは、無理に爪を広げることではなく、「指がしっかり地面を踏める環境」を作ることです。
1. 「浮き指」のチェック
立っている状態で足指の下に紙を差し込んで入るようでしたら、浮き指≒指に力が入っていない状態が伺えます
2. 靴とインソールの見直し
指が自由に動くサイズを選びましょう。崩れた足のアーチを正しい位置に支えるインソールを使うのが、床反力を正しく受ける一番の近道です。
3. 足指のストレッチ
靴の中で固まった指を手で広げたり、足指じゃんけんをして、指本来の力を取り戻しましょう。砂地など指を使う環境で歩くのもいいですね!
最後に・・・
巻き爪は、体からの「足の指が使えていないよ!」「土台が崩れているよ!」というサインです。爪を削ったり広げたりするだけでなく、まずは足の指がしっかり働ける環境を整えてあげることが大切です。
そうは言っても、「自分の足が本当に正しく使えているか」は自分では分かりにくいものですよね。
そこで、当院では患者様にもわかりやすいように客観的データーに基づき、視覚化された測定評価を実施しております。

立った時や歩いた時に足の裏がどのように地面に接地し、どう力を使っているのか(足裏の機能)を数値とグラフィックで客観的に測定することができます。
巻き爪を根本から解決するためには、まずは「自分の足の現状を知ること」から始まります。
「私の歩き方は大丈夫?」「巻き爪を根本から予防したい」という方は、ぜひ一度当院にお越しいただき、足の測定をしてみては如何でしょうか。あなたの足に合った靴環境をご提案します!

