整体院アシタスの宮中です。

いよいよ蒸し暑い時期になってきましたね。

体調管理には気を付けながら今回も体について学んでいきましょう。

今回は足の役割も含め、私が取り組んでいるインソール事業について何故やっているのかなどお話ししていきたいと思います。最後までお付き合いください。

日本語で足と言うと足もあり、脚もある。ややこしいですね。これを英語で言うと前者が「foot」、後者が「leg」になります。※以降、足か脚で使い分けます。よく聞くフレーズで人間あしが弱ったら弱るのが早いよ・・・って言葉で使われているのは後者のlegだと思いますが、私が今回、皆さんにお話ししたいのはlegではなくfootです。

というのも、医療がこれだけ進んでいる現代において足への関心は薄く、医療機関においても細かに対応してくれる、寧ろ対応できる医療機関は少ないというのが現状だからです。先進七か国の中でも足の専門医がいないのも日本だけであり、その日本では有志あるドクターが海外で学び、わずかながら治療に当たっている病院がごくわずかという現状です。

日本は足の治療においては後進国に等しく、まだまだ地方になればなるほど十分な足の医療が受けられないのも事実。足の症状と言っても様々あり、10数年前からはコメディカルが連携しあって、様々な症状に対応していこうと動き始めた所です。

私の場合、理学療法士という立場もあり、リハビリを通して整形疾患へのアプローチとしてインソールの作製や靴の見直し等も行ってきましたが、まだまだ世間の認知は低く、一部の方のみのサービスとなっています。

そもそも足裏と言う部分は人が歩くうえで唯一地に接している部分であり、家で言う土台のような部分になります。その足裏が異常をきたせば膝や腰、肩・首などの異常も生じてきます。

これはニュースでも見たことがあるかもしれませんが、地震などの影響で液状化現象や地盤沈下が生じて家のドアが開けづらいといった現象やボールが勝手に転がるといった現象と同じです。

しかし、残念ながら足への対応ができる医療機関や治療院は少なく、足へのアプローチを行わずその場しのぎで痛みが取れたとしても、人によっては根本原因が足にある場合、根本的解決には至らないため再発を繰り返すのです。

世間ではどこに行ってもよくならないといった言葉をよく耳にしますが、その中には足が原因で再発、慢性化している方々もいるのではないでしょうか。

もちろん、私自身のインソール事業だけで良くなるとも思っておりませんのでご理解の程・・・・。

また足の耐用年数は50年とも言われており、足トラブルの自覚症状が無くとも足のアーチ機能の衰えは疲れやすさや膝や股関節・腰などのトラブルも招いてきます。

50年=50歳と言えば、中年期でもあるので加齢による体力の衰えもありますが、アーチ機能が低下した足へのアプローチを行なわず、日々生活に追われている状態は車で例えると空気圧の低いタイヤで走る燃費の悪い車と言った状態ではないでしょうか。

このようなことからも、足トラブルはもとより治療医学・予防医学の観点から全世代において健康を考える上で足への関心を高めて頂きたいと思っています。

難しいことは今後改めて分かりやすい説明でお伝えできればと考えております。

ここまで読んで頂き有難うございました。