整体院アシタスの宮中です。
今回がブログ初投稿になります。
少しづつではありますが、臨床事例も入れつつ健康にまつわる情報もお伝えしていきます。
と言うことで、何から書こうかと思いましたが、これまでの情報を整理していると九州時代に印象に残った症例動画が出てきましたので懐かしさも含め読者の皆さんと共有したいと思います。
もちろん、個人情報もありますので顔無しにはなります。
症例は当時、小学校6年生ぐらいだったかな?
比較的、体は大きい子でしたが、土踏まず側の足の甲付近が痛むとのことで病院を受診。
足が疲れやすく転びやすいというエピソードがありました。
症状からも有痛性外脛骨障害との診断。
顕著な偏平足もあり、リハビリ側にインソールの作製と靴チェックのオーダーがありました。
動画でもかくにんできますが、両足部共に偏平足もあり、特に左足の偏平足は顕著だったように思います。足趾の変形などはありませんでしたが、不安定性があるため片脚立位が安定しておらず、裸足と靴を履いている状態ではこのような状態でした。
クラブチームなどには所属しておらず、特に足に負担のかかる運動などはしていないようでしたが、足が痛むため大きい靴を履いて対応していました。
顕著な偏平足により足構造の崩れもあり、そして靴の摩擦なども相まって炎症を起こしている感じでした。
そこで足の計測を行い、足に合った靴でインソールを作製し、足部環境を整えることで痛みもその場で軽減し、片脚立位も動画のような状態になりました。
まずまず安定してきましたね。
インソールも大事ですが、今回は小学生と言うこともあり親御さんに状況を説明し、今後の対応として履く時間の長い学校の上履きを見直すため学校側に許可を頂くことを提案しました。学校指定の上履きには靴の機能がないものがほとんどで、骨抜き状態といってもいいほど柔らかい布をまとっているようなものばかり・・・
そして、学校側にも許可をもらい、屋内外同じ靴メーカーの、同じサイズの靴を購入してもらい、インソールだけ入れ替えて履いてもらうよう説明させて頂きました。
本当は各靴にインソールを作製することが一番ではありましたが、親御さんの財布にも優しい選択だと思いこのような提案をさせて頂きました。
今回は小学生の事例でしたが、若い成長期は良いも悪いも影響を受ける時期です。
子供さんをお持ちの親御さんはたまには子供さんの足を見てあげてください。
胼胝や魚の目、出っ張った骨のあたりが赤くなっていたり、皮膚が固くなっていたら要注意です。
もちろん、痛みの訴えや指の変形などあればアウトですので、子供の成長を見る上で足も同時に観察してあげてください。
子供さんは痛くならないと訴えることはありませんので・・・あしからず